日常生活の様々は場面で蓄積されていくストレス。
社会で生活する以上、避けられない人間関係のトラブルなどで悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
積み重なるストレスを上手く発散できないと、体や精神に様々な不調を引き起こす原因となってしまいます。人それぞれストレスの溜まりやすさなども違いますし、ストレスが限界に達することを未然に防ぐということもなかなか難しいですよね。
ストレスが原因で生活が悪化することを防ぐために、まずはストレスのことを知って向き合うところからはじめてみましょう!
今回は、基本的な知識からストレスを発散する簡易的な方法まで、幅広くご紹介します!
ストレスって何?
言葉自体は頻繁に使用されますが、そもそもストレスって何?と考えるとよくわかっていないという人も多いのではないでしょうか?
ストレスの原因など、基礎的なことをわかりやすくご紹介します!
そもそもストレスとは?
ストレスとは、「外的な刺激を受けることによって、自らに負担がかかり緊張状態に陥る」ことを指します。
その負担が積み重なったり大きくなったりすると、精神的・肉体的にも影響が及びます。
ストレスが原因で精神的・肉体的な不調が悪化すると、自力で回復することが難しくなり、入院や通院を余儀なくされることもあります。
外からの刺激”ストレッサー”
ストレスはなんらかの外部からの刺激によって起こりますが、この刺激は【ストレッサー】といいます。
外部の刺激は大きく分けて4つに分類されます。
- 寒暖差、騒音など、物理的に刺激があるもの
- 細菌やウイルスなどによる生物的な要因
- 栄養素や薬品使用の化学的な刺激
- 人間関係や対人関係により社会的・心理的な刺激があるもの。
普段ストレスだと意識していないことも、実は刺激になっています。
多くの人はおそらく「4,心理的な刺激 からくる不調」のことをストレスと認識しているのではないでしょうか?
1はなんとなく想像がつくかもしれません。冷たい環境や暑い環境に長時間滞在すると不快ですよね。
2や3は意識的にストレスを感じるというよりも、体の適応から無意識のうちにストレスが溜まっていく感覚のある人が多いと思います。特に3は、敏感な人だとかなり刺激を感じるという方もいます。
ストレスの原因、一番多いのは〇〇!
外部からの刺激で真っ先に思いつくのは、社会的や心理的な要因(家族や友人、知人などとの問題や生活する上での対人関係の問題)だと思います。
社会的・心理的ストレッサーにも、社会的立場による刺激(ジェンダーや職場での役職など)や劣等感や不安など心理的な原因が強い刺激など様々です。
その中でも、ストレスの要因だと感じる刺激で最も多かったのは「人間関係」であると、厚生労働省の過去の調査で明らかになっています。
やはり対人関係や人間関係でのトラブルが刺激になっている人は多いです。社会にいる以上、人との接触は避けられません。そうなれば当然価値観の違いや生活環境の違いは出てきますし、人同士の衝突は起こってしまうのです。
ストレス反応
外部からの刺激に対応しようとして、体になんらかの不調がでたり、気分が落ち込んだり、暴飲暴食をするなどの行動にでるなどの反応のことを、ストレス反応といいます。
もしかしたら、あなたが衝動的にしていた行動はストレスが原因だったのかもしれません。
ストレス反応を知っておくだけでも「この不調はストレスからくるものかも?」と自分の不調の原因に気づきやすくなりますよ。
身体面でのストレス反応
身体的反応は、体調や身体に異変が起こるので自分でも異変に気が付ける場合が多いと思います。
- 心拍数の増加
- 疲労感・肩こり
- 動悸・息切れ
- 頭痛・腹痛
など、入院する症状まではいかないものの、日常生活の妨げになるような反応がでることがわかります。
心拍数の増加などは緊張状態が原因となる一時的な症状であるともいえます。大事なプレゼンや発表の前の緊張を想像するとわかりやすいと思いますが、このように適度な緊張はパフォーマンスを上昇させる可能性もあるため、重く受け止める必要はありません。
ですが、疲労感や肩こりなどは、日々の疲れの蓄積や姿勢の悪さなどもあるために一概にストレスが原因とは言い難く、対処の方法も限られているので、ストレスが原因だと気がつかずそのまま放置してしまう人も多いでしょう。
頭痛や腹痛、血圧上昇は、長期間続くとなると重大な病気を引き起こす可能性があります。
身体的ストレス反応が重症だと、脳出血やくも膜下出血、心筋梗塞など命に関わる病気を患う可能性も十分にあります。
心理面でのストレス反応
心理面は、不安やイライラなど気分を害するという部分に影響があります。
特に訳もなくイライラしたり、なんか気分が落ち込みやすかったりする場合はストレス反応である可能性が高いです。
どうしようもなく不安になる、悲しい気分が続くなど、心理的な不調はあるけれど日常生活を送れないというほどではないので、解決せずに放置する人が多いです。
加えて、人の気持ちや程度を完全に他の人に伝えるのは極めて難しいため、適切な治療や薬が見つかりにくく、また即効性も低いという難点があります。
重度のものだと鬱になり、人間不信に陥るケースも少なくないです。
最近は人と対面して会話する機会もかなり減少し、外出を控えることによりストレスが溜まる一方だという人も増えたため、心理的なストレス反応に困惑している人も増えています。
行動面でのストレス反応
ストレスを紛らわせようと、行動にストレス反応がでるということもあります。
行動?と思うかもしれませんが、食事や喫煙、飲酒など、特に珍しいというわけではありません。
日常生活でもよくある行動がストレス反応というわけではなく、これらの行動に対して理性が効かなくなったり、衝動的・望んでいないのに行動してしまう場合は、ストレスが原因である可能性が高いです。
- 衝動的に暴飲暴食し、食べ終わった後に後悔する
- 自分の許容範囲外までお酒を飲んでしまう
- お金がないのに衝動買いしてしまう・いらないものでも買ってしまう
- たばこがないとイライラする・落ち着かない
など、自制が聞かなくなってやりすぎてしまったり、自分の目的にあわない行動をとってしまったりする場合は行動的なストレス反応だと考えて良いでしょう。
ストレス発散が食べること!だという方もいらっしゃいますが、これも限度を超えると肥満や摂食障害に繋がります。
反対に、ダイエットのために食事を抑制する人も最近増加しています。しかし、自分に負荷がかかり続けるためストレスになり、結果ストレス反応を引き起こす悪循環に陥ってしまいます。
ストレスを対処するための2つのポイント
適度なストレスは、時に良い影響をもたらします。
しかし、多くの人は適切なストレス量からかけ離れている状況です。加えて、ストレスは見えないので自分がどれほどストレスを抱えているかということを自覚できずにいます。
もし軽度でもストレス反応に当てはまった部分があれば、自分が気がつかないうちにストレスを抱え込んでしまっている可能性があります。
そうでなくとも、この先ストレスによりストレス反応に悩まされる状況に陥る可能性だってありますよね。
ここでは、ストレスと上手く付き合っていくための2つのポイントをご紹介します。
目に見えないストレスと付き合っていくには
ストレスと上手く付き合っていくには、大きく分けて2つの方法があります。
1つ目は、ストレスの原因を知ること
2つ目は、ストレスは適度に発散すること。
基本的なことですが、この2つをうまく日常に組み込みながら生活することは至難の業です。
目に見えないからこそ向き合っていくことが難しいので、どのような方法でストレスと向き合っていくのかご紹介します。
ストレスの原因を知る
ストレスという見えないものに対して、上手く認識ができないという方も多いはずです。
自分でも知らないうちにストレスを感じていたり、ストレスの原因が何か理解していないという人も多いと思います。
自分のストレスの原因を知ることこそが、ストレスフリーな生活の第一歩になりますよ。
ネガティブな感情をヒントに考える
心理的なストレス反応でも、怒りや悲しみ、不安や落ち込みなどの感情がでるということをご説明しました。
ストレスの原因を知るためには、このようなネガティブな感情にさせてくる人や出来事を探してみましょう。
この人の顔を思い浮かべると気分が落ち込む、あのイベントのことを考えると憂鬱だ…など、自分の気持ちが自然にネガティブに傾いてしまう心当たりがあるはずです。
考える時は、集団や環境(複数人のグループや職場、学校)など、大きくな項目で留めてしまうよりも、「あの人のあの部分」や「あのイベントのあの時間」「あの仕事に関して」など、原因を細分化することが重要です。大きく捉えすぎてしまうと、本来はストレスを感じない部分にまでストレスを感じてしまい、自分の中で誤解が生じます。
複数原因があって当然ですので、その原因を搾り出すようにしてみてくださいね。
原因が分かったら、極力その原因について関わらないように自分で調整するか、その原因を解決するために突き詰めるかで対処します。
手っ取り早く解放されたい場合は、その人や出来事に関わらない方がスムーズに進むかと思います。距離を置いたり、そのコミュニティから抜けてみたり、イベントにいかなかったりなど、思い切って行動してしまえば解放されるケースもたくさんあります。
自分が大きなストレスを感じてまで続けなければいけないものなのか、よく考えてみることも重要なことですよ。
ですが、仕事場のように思い切って行動すると今後の生活に大きな影響がでる場合もありますよね。
そのような場合は、原因を解決するためにその問題を突き詰める方法が有効になってくるかと思います。次項でご紹介させていただきます。
「なぜ」を使って突き詰めていく
人間関係のトラブルは特にですが、悪化させたくないため、そのまま放置してしまう人がたくさんいます。
これ以上こじらせたくないために、たいていの人は解決するために動きません。もちろん、向き合ったからといって解決できるとは限りませんが、解決の糸口が見つかったり、解決の可能性が高まるのは確かです。
あなたにも嫌いな人や苦手な人はいると思いますが、その人のことを何故苦手に思うのか理由を考えたことのある人は少数でしょう。
だからこそ、その問題の原因を突き詰めていけば、自分がストレスに感じている根本的原因もわかりますし、どんなことをすれば苦手意識が和らぐのか理解することだって出来るはずです。
そのためには、「なぜ」を使って一つ一つ理由を考える必要があります。
- 「なぜ」あの人のことが嫌いなのか→こんなことを言われたから。
- 「なぜ」こんなことを言われたのか→仕事上でコミュニケーションをとらなかったから
- 「なぜ」コミュニケーションをとらなかったのか→普段から親しみ難い人だと思ったから
これはあくまで例ですが、このように突き詰めていくと必ず原因がでてきます。この場合は、親しみ難い人だいう偏見があること、コミュニケーションがとれていなかったことという原因が明確になります。
問題の表面だけで考えてしまいがちですが、原因を深くまで探求すると解決のヒントになりそうなことが浮かんでくることもありますよ。
ストレスを発散する方法
ストレスを発散する方法は、一人一人違うことを実践したり、メディアでも多く取り上げられていることが多いので、代表的なものをご紹介します。
体を動かす
ストレス発散として一般的に広まっている方法は、スポーツなどの「体を動かすこと」ですよね。
単に体を動かすことが好きという理由もありますが、体を動かすことに意識を向けることで、普段の悩み事や考え事から一旦離れることができるためリフレッシュにも繋がります。
また、スポーツが苦手だという人もストレッチやウォーキングなど、自分に負荷が掛かり過ぎない程度の運動は、気分の上昇に効果的だといわれています。
少し体を動かす程度(ストレッチなど)でしたら、空き時間や休憩時間にできることもあると思いますので、こまめに行ってみてくださいね。
自分の好きなことをする
自分が好き・楽しいと思えることを行うことでストレスを発散しましょう。
スポーツでもいいですし、音楽を聞く・演奏したり、買い物に行ったり、美味しいご飯を食べに行ったりなど、自分が幸せだと思うことを行うと良いでしょう。
時間や人数など、色々不都合な部分があってできないという方は、そのことができる新しいコミュニティに入ったり、手軽にできる趣味を探してみると良いでしょう。
大事なことは、自分が楽しいと思えることをするということです。テレビで紹介されているから、ネットで見つけたからといって、自分が楽しいと思えないことを無理矢理行う必要はありません。
心から楽しいと思えることを探してみてくださいね。
疲労をとる
体が疲弊している状態が続いている人は、意識的に休息をとりましょう。
睡眠もとても大事ですが、緊張状態をほぐしてリラックスするためにも、マッサージやサロンに行くのも良いと思います。気持ちの面での疲労を取り除くことも大事です。
また、内側から疲労をとるということも大切です。疲労回復の効果を持つ食材を摂取することを心掛けたりしましょう。
手間がかかるという場合はサプリに頼るということも可能ですが、サプリは栄養が偏りやすいこと・ダイレクトに体内に入るので、食べ物から摂取することが望ましいでしょう。
誰かに話を聞いてもらう
悩み事を打ち明けることができる同僚・友人・家族がいるなら、話をきいてもらうとよいでしょう。
一人で溜め込んでいると、主観で悩み事を判断してしまったり、ネガティブな方向にばかり考えてしまったりと悪循環を引き起こします。
誰かに話しを聞いてもらうことで、自分の気持ちを整理することもできますし、思わぬアドバイスをもらえたりすることもあります。
身近に相談出来る人がいない場合でも大丈夫です!悩み事など困っている、どうしようも無い時は、占いを利用する方法をおすすめします。
今は電話占いなど、自分の生活スタイルや状況に合わせて占いを利用できるシステムも増えてきています。占いガールでも目的や悩み別に様々な占い師さんをご紹介していますので、是非チェックしてみてくださいね!
おわりに
今回はストレスについてご紹介しました!
自覚がなかったけど実は結構ストレスが溜まっていた!と気づけた方や、不調の原因はストレスだったのかも…?とご自身に向き合うきっかけが生まれていたら幸いです。
ですが、先ほどもご紹介した通りストレスの原因は人間関係のトラブルが多く、大事にしたくないからと一人で抱え込んでしまうという人はかなり多いのです。信頼できる人が周りにいるとは限りませんし、信頼のしすぎがトラブルの原因に繋がることもありますもんね。
下手に周りの人に頼るよりは、占いを使って占い師さんに導いてもらうことでお悩みが解決を目指した方が合う方もたくさんいらっしゃいます。
占い師さんたちは様々な悩み事を聞いたり解決してきたプロになります。あなたも相談してみると、現状よりグッと良くなるアドバイスをしてくれるでしょう。
ストレスの原因から解決して、ストレスフリーな生活を目指しましょう!
以上「体の不調にも!?ストレスが及ぼす意外すぎる影響と付き合い方とは?」でした