科学的根拠のないパワーストーンに効果はあるのか？

ある日、友達が言うんです。

「パワーストーンを専門の人に見てもらって買っちゃった！」

って嬉しそうにピンク色のブレスレットを見せてくれるんです。おそらく、ローズクォーツのブレスレット。

確かにブレスレットは可愛らしかったです。オシャレですし、ちょっと高いワンポイントアイテムとしては凄く優秀だと思います。

でも個人的にはパワーストーンってあんまり信じてないんですよね。可愛いからたまに買いますが、効果としてはピップエレキバンの方が良いなって思っちゃったり・・・。

でも、実際にパワーストーンを着けたことで「あ、雰囲気変わったな」って子にも会ったことはありますし、本当のところパワーストーンって効果があるのでしょうか？

今回はその事について深く調べていきたいと思います。

パワーストーンとは

特殊な力を持つと考えられている・・・という事は、実際には特殊な力があるのかまだ解明されていないという事でしょうか。

科学的に説明されることもあるパワーストーン

科学は万能ではない。という事を前提に置きますが、科学的に見ると、基本的にはパワーストーンの効果については否定的な意見が多いです。

ですが、パワーストーンの効果について詳しく調べた所、いくつか科学的に説明されている部分もありました。

周波数が関係している？

少し難しい話になりますが、人間には周波数というものが存在しています。

その根拠としては、人間の身体はすべて物質から出来ており、物質は波動の集合体であると「量子力学」の観点から明かされています。

つまり、物質が違うだけで私たち人間はスマートホン等と同じく周波数を持っているという事です。

周波数は脳波と関係しており、周波数が高ければ潜在意識から高い能力を引き出しており、周波数が低ければその分能力は低い。

この周波数は本来であれば、自分の力で高くしたり低くしたり変える事が出来るものですが、人は弱く、中々それが上手くいかない。

そんな時にパワーストーンを持ち、周波数の低下を防いだり、高い周波数に影響されたりする事で運気のアップを感じることが出来るというものだそうです。

論理としては間違っておらず、周波数と関係があるのは中々信じられそうですが、この論理でいくと周波数の低いパワーストーンを持てばその影響を受けてしまうという事なので、注意が必要そうですね。

プラシーボ効果がある？

プラシーボ効果とは、何の効果も無い偽薬を処方しても薬だと信じ込むことにより何らかの改善がみられることを言います。

このプラシーボ効果が、実はパワーストーンにも同じことが起こっていて、パワーストーンを付けたら運気がアップした！と感じるのではないかという事が言われているのです。

つまり、恋愛運がアップすると言われるパワーストーンを着け、それを信じることでプラス思考になり恋愛で良いことが起こるようになった、あるいは積極的に動けるようになったのでは？という事が言われているのです。

もちろん、これはパワーストーンの効果を信じることで得られる効果ですので、信じてない人にはパワーストーンは効果が無いと感じるのです。

パワーストーンの歴史は古い

実は、『パワーストーン』というのは近年で生まれた比較的新しい言葉だそうで、日本だけで呼ばれている言葉でもあるそうです。

しかし、民俗学的観念から見ても歴史から見ても、石に対して「何かのパワーが宿っている」と考えられていたのは約7.000年ほど前から。日本でいうと縄文時代の頃ですね。

古代エジプトや古代マヤでも高位のものとして宝飾品に使ったり、神々と崇めていたそうですので、世界各国で石に対しての特殊な力を感じていたと言えますね。

歴史的に信頼がある3つのパワーストーン

翡翠（ヒスイ）

古来から様々な民族の間で宝石や石に特殊な力があるとされてきました。

その中でも翡翠は、 霊力の高い石として祭祀に使われたり、各地の首長クラスの特別な人々の首にも飾られ、神の依代や権力のシンボルにもなっていました。

また、マヤ文明やアステカ文明では呪術の道具として用いられており、魔法の石とも、奇跡の石とも呼ばれていました。

効果は、エネルギーのバランスを整える、知性を高める、精神強化、全体運up。また、お守りとしてストレスからも守ってくれるでしょう。

紫水晶（アメジスト）

紫水晶は古来の西洋では魔術や毒を防ぐ力を持っていると信じられてきました。

ローマの博物学者は蛇除けに犬にアメジストを巻き付けたとも、鷹が雛を守る為に巣の中にアメジストを置いたとも言われ、中世ドイツの修道院長はアメジストは虫刺されに効果があり肌を美しくするとも語っています。

効果としては、高い浄化力は勿論の事、精神強化、自信up、エネルギーの活性化、悪酔いを防ぐとも言われています。もちろん魔除けにも高い効果が期待されます。

水晶（クリスタル）

古代エジプトのファラオの王冠にはめられた水晶には、良いエネルギーを増やし、悪いエネルギーから身を守るという意味がありました。

また、1970年代アメリカでは、石に癒しの力があると解釈されるようになり、特に水晶は癒しの力が大きいと考えられました。

効果としては、潜在能力を呼び起こす、強力な癒し、魂の成長、エネルギーの増幅などがあります。浄化にも使われる便利な石でもあります。

謎が多いパワーストーンで注意する事

歴史的に見ても古く、科学でも100％パワーストーンの力を否定出来てはいませんが、それと同じく、パワーストーンの力は目に見るように立証する事は誰にも出来ていません。

まだまだ謎の多いパワーストーンですが、実はパワーストーンを手に入れる、扱う際に注意すべきことは決まっているようです。

貰い物は注意

知り合いの人が作ったパワーストーンのブレスレットを貰って着けている。

なんて人も、もしかしたらいるかもしれませんが、そのパワーストンは危険である可能性が十分にあります。

何故ならパワーストーンに限らず、天然の物には念や思いというのが込められ易いからです。

その思いがプラスの思いであれば良いのですが必ずしもそうであるとは限らず、マイナスの思いが込もっていた場合、上手くいかない事が続いたり、疲労感を感じる事があるかもしれません。

そうならない為にも貰い物は中古品には注意をしましょう。

ネット購入は出来るだけ避ける

貰い物には念が込められている可能性があるとお話しましたが、それならネット購入は？なんて考えている人、とても危険ですよ。

インターネットでは簡単にパワーストーンは手に入りますが、やはり色々な人の手に渡っている訳ですから必ずしも念を持ってないとは言えません。

また、インターネットではパワーストーンの入手ルートが分かりません。どこから来たのかも分からずに身に着けてしまうと、周りの人も巻き込む可能性があります。

ですので、もし本当にパワーストーンを入手するのであれば、店頭かもしくは自分で採掘に行ってみるのが良いかもしれません。

組み合わせにも注目する

パワーストーンって凄い！と多くのパワーストーンを持つと、組み合わせによっては逆に不幸が続いてしまう事もあります。

パワーストーンの力が混ざってしまい、結局どんな効果を得たいのか石が分からなくなってしまうのです。

また、石同士の組み合わせも大事ですが、自分とパワーストーンの相性も大切です。もし相性の悪いパワーストーンを着けてしまうと、あまり効果が感じられなかったり、運気が悪くなっていると感じてしまう事も。

ですので、自分に合うパワーストーンを1つのブレスレットにして着けるのが良いでしょう。

浄化は必須

買ったパワーストーンは浄化する事が必須です。

上に挙げたように、パワーストーンは人の念や思いが込もっている事がほとんどです。買ったら買いっぱ、着けっぱでは悪い思いや念、エネルギーを直で受けてしまう事になります。

ですので、買った後と月に1回程、浄化をしてあげることで、 石もその効果を十分に発揮する事が出来ます。

思った以上にパワーストーンはデリケートなものですので、定期的なメンテナンスをしてあげてくださいね。

浄化方法として簡単なのは 水晶のクラスターの上に置いて浄化する方法です。良いお店ではオマケに付いてくる事もあるのでその際は是非使ってみましょう。

パワーストーン任せは危険

パワーストーンは悩みを解決しない。というのを分からずに「自分の人生どうにもできないからあと石さんよろしく！」と、石に人生を任せるようでは危険です。

パワーストーンは周波数から見てもあくまで自分の運気を上げるものであり、信じすぎて動かないのであればプラシーボ効果も得ることは出来ません。

恋愛運の上がるパワーストーンを着けたところで明日彼から告白されるわけでないのは分かりますよね？大切なのは、パワーストーンを勇気に自分で動く事です。

また、気を付けたいのがパワーストーンがないと動けない・・・不幸になってしまう！と、思いこまない事です。

まとめ

パワーストーンは歴史的に見ても古くからあり、また形を変えるものではないですから、もしかしたら科学では立証できない、不思議な力があるのかもしれませんね。

ですが、誤った使用方法で利用すると逆に運気が落ち込んでしまう等デメリットもあるので、半端な覚悟で使わない事が大切です。

個人的にはパワーストーンを使う事で石頼みになってしまう気がするので、ピップエレキバンで良いかな・・・なんて。

以上、科学的根拠のないパワーストーンに効果はあるのか？でした！