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人の痛みがわかる”エンパス”って?秘められた能力とは?

スピリチュアルな能力として知られるエンパス。みなさんはご存知でしょうか?

共感能力が高いため、人の気持ちを察することに長けているといわれるエンパスですが、人に寄り添うことができるという高い能力を持っていながら、人の気持ちを察しすぎるあまり疲労感に溺れてしまうことも。

また、スピリチュアルな概念というくくりにあるため、意識的に話題を遠ざけてしまい、エンパスという概念を知ろうとしないという人もいるのです。

もしかしたら、原因不明の生き難さの原因はエンパスだったということや、自分が当たり前だと思っていた感情の共感は、実はエンパスだったからということも十分考えられるでしょう。

今回は、エンパスとは何かについて、また、エンパスの人に与えられた才能や、エンパスを自覚して生きていくうえで心得るべきことなどをご紹介したいと思います!

エンパスとは?

未来視 過去視 霊感霊視 スピリチュアル 目 占い師エンパスという言葉は聞いた事あるかもしれませんが、自分には縁がないと思っていたり、病名の一つと思っている人もよくいらっしゃいます。

まずは、エンパスについて基礎知識から学んでいきましょう。

エンパスってどんな人のこと?

エンパスとは、簡潔にまとめると「共感性に優れていて、感受性が豊かな人」のことです。

エンパスは、英語で共感を表す”empathy”になぞらえて発生した言葉です。

”共感性を強く感じる一種の能力”とされていて、人の気持ち、環境の変化など外的物質を敏感に感じることができ、第六感(直感や感覚的な部分)に優れていると言われています。

エンパスは日本人の5人に1人とも言われており、その比率の高さはアメリカの約4倍にもなります。

共感性が高く、感受性が豊かなため、周囲の人や環境によって気分が大きく変動し、時には人格を使い分けることもあります。

自分が属している場所によってキャラが変わったり、過ごしやすさによってキャラを無意識のうちに使い分けるのです。

周囲の人の気持ちを察することができるからこそ、自分がその場でどういう立ち振る舞いをするべきなのかわかるため、場所によって人格を変化できる才能があるのですが、”本当の自分は誰なのか?”と、却って悩みの種になることもあります。

後々紹介しますが、エンパスというのはこのように”共感性が高いからこそ生き難さを感じやすい”と、エンパスの能力に苛まれている人もいらっしゃいます。(もちろん解決策もあります)

エンパスというのは、病院で診てもらったり有効な薬があるというわけではありません。しかし、病気でもありませんし、悪いことでもなく、むしろ”才能”と捉えて良いでしょう。

共感性が高いために”生き難さ”を感じるなんていらない才能だわ!と思うかもしれませんが、それはエンパスという能力を理解していないから感じてしまうのです。

エンパスにどんな特徴があって、どういう風に向き合っていけばいいのかを考えることで、今まで感じていた生き難さがなくなり、前向きな人生を送ることだって出来ます。

まずは、”エンパスという共感性が高い人がいる、あるいは自分かもしれない”ということと、”エンパスは悪いことではなく、一種の能力・才能”であるということを頭にいれましょう。

エンパスは具体的にどんな人のことを指すのかは、後々しっかりご紹介させていただきますので、まずはエンパスについての偏ったイメージをアップデートすることからはじめましょう。

エンパスは病気?HSP?

エンパスをよく知らない方の中には、「エンパスって何かの病気?」と思っている人もいますが、エンパスは病気ではありません。

よくHSP(Highly Sensitive Person)と混同する人もいらっしゃいますが、両者とも病気ではありません。どちらも気質”になります。

そのため明確な治療法はなく、心療内科に通院したり、薬を処方してもらい解決するものでもないのです。

HSPとエンパスは、明確な線引きというのはされていないようです。

よく言われているのが、HSPのカテゴリーの中にさらにエンパスがある、つまりエンパスもHSPの一種だ、と主張している人は多くいらっしゃいます。

また、名称を扱うカテゴリーの違いもあります。

強いて違いを述べるのならば、HSPは五感全て、エンパスは第六感が敏感という点ですかね。

エンパスの特徴は?

”共感能力が高い人がエンパス”と言われても、果たして自分はエンパスかどうかなんてわかりませんよね。

とはいえ、自分がエンパスだと自覚できないまま生きると、抱えている生きづらさの原因が一生わからないのです。

具体例を交えながらエンパスについて深く掘り下げていきたいと思います。

生きづらい?エンパスの特徴とは?

エンパスである人は、日常的に”生きづらさ”のようなものを無自覚のうちに感じていることが多いです。

例えば、満員電車や人ごみが苦手で、多くの人が身の回りにいると心地が良くない感覚が続いたりします。

都内などの人出が多い場所では色々な負の感情が交差しているため、都内にでるのは気が向かない、出たとしても人気の少ない落ち着いた空間が好きだったりします。

また、お腹を痛そうにしている人がいると、自分もお腹がいたくなるという身体的な共感性を持ち合わせているエンパスもいます。

そして、よく知られているのが人の感情を読み取ることができ、手に取るように分かるということ。

「あの人、そろそろ我慢の限界だろうな~」とか、「すごく落ち込んでいるにな~」とか、他の人の感情を感覚的に読み取ることができるのです。

意識的に感情を読んでいるのではなく、無意識的にそのような能力が働いてしまうので、人の気持ちを考えられない行動を取っている人をみると「どうしてそんなことができるんだろう?」と嫌味などではなく本気で疑問に感じることもあります。

人の気持ちを汲み取るので、下手に動かず様子を見たり消極的な人が多いのも事実ですが、人の気持ちがわかるからこそ逆手にとって利用しようという反発的なエンパスも存在するのです。

しかし、反発的なエンパスもその行動は計算・策略によるもので、表面上は大胆に振る舞うこともありますが、ふたを開けてみたら誰よりも繊細で「誰かに理解して欲しい」と待ち続けている一面もあるのです。

エンパスの人は他の人の傷みを感じやすいのです。

例えば、友人が愚痴を吐いていても、一旦はその場に合わせて愚痴をいうものの、一人になったときに愚痴を言われている人のことを考えてひどく落ち込んでしまいます。

また、その人の気持ちを知っていながら一緒になって愚痴を吐いた自分に責任を感じ、自己嫌悪に陥ったりするのです。

エンパスの方は、はっきりとNOがいえない人が多く、聞き上手な方も多いため愚痴に付き合わされることもしばしば…。帰宅と同時に疲労感と罪悪感が襲い、しばらく引きずることも。

このように良くも悪くも人への共感能力が高いため、自分を休めるために突然フラっと一人で行動したくなります。

一人で過ごす時間を大切にする、無意識のうちに確保している人が非常に多いのです。

直感で判断する能力に優れている!

共感性が高いことがエンパスの特徴と言われますが、エンパスは直感が優れているという特徴もあります。

例えば、人当たりも良く一見優しそうな人とはじめて接してたとき、なぜか嫌悪感を抱き、”あんまり関わらないようにしよう”と思った人が、実際に多くの人を困らせるトラブルメーカーだったなんてこともあります。

あれもこれも全部拒絶する人はエンパスとはまた別ですが、”一見なんともない人”に対して原因不明の嫌悪感を抱いたりすることがあるという人は、直感が優れていて、結果的にその原因不明の違和感が当たったりするのです。

”なんとなく”の判断が、自分の知らないところで自己防衛に繋がったりしていることも、エンパスにとってはよくあることです。

また、直感で嘘を見抜くことができるため、大きなトラブルに巻き込まれる前に対処できるということもあります。

直感に優れているため様々な判断が良い方向に進みます。困難はあってもなんだかんだ成功したり、知らぬ間にチャンスが舞い込んできたりなど、”なるようになるさ型”の幸運体質の方が多いのも特徴です

ですが、この直感というのは、自分が主体となって決めたときに発揮できるので、グループで物事を決めたり、他の人の意見を交えながら決めても意味がないのです。

共感能力が高く、自己犠牲の精神が強い気質も持ち合わせているため、自分より他の人の意見を尊重したり、その場の空気にのまれて自分の判断を主張できないなど、能力を発揮できない場面もあるのです。

エンパスの方は心配性という一面も持ち合わせている人が多く、慎重に考慮して決める人も多いのですが、直感に光り輝くものがあるのですから、深く考慮せずスパッと決断すると、思いがけず良い方向に導かれることも十分考えられます。

自分は誰?自分わからなくなる現象

序盤で少し触れましたが、周囲の環境ごとに自分のキャラが違うと感じたことはありませんか?

例えば、高校時代の友人と会うときは、聞き役に徹してあまり発言しないキャラではあるけれども、大学時代の友人と会うときはお調子者、職場では”出来る人”になり、少しきついことも相手に伝えることができるなど、カメレオンのように環境に応じたキャラで行動することです。

実は、これはエンパスに限った話しではなく、ほとんどの人がキャラクターを作って生活しているので、環境によってキャラが違うこと自体は特段珍しいことではないのです。

では、普通の人となにが違うのかというと、エンパスの人は無意識的にその環境での役回りを自分で設定し、何人ものキャラを使い分けるのです。

また、身近な人や好きな芸能人、ドラマの登場人物など、周囲の人の人格、口調や行動などに影響されやすく、物真似が上手という特性もあります。

そのため、関東生まれ関東育ちなのに、好きな芸能人が関西の人だからその口調が移ってなんちゃって関西弁になったり、と思ったら今度はドラマの中のクールな人物に影響され、現実でもクールになったり…などなど。

知らぬ間に自分がコロコロ変わっていくので、「一体私は誰?」という風に感じてしまい、答えを探して苦悩する人も多いのです。

周囲の人に自分の印象を聞いたところで、返答はバラバラ…。無意識だとしてもキャラを使い分けていたらそうなりますよね。

自分軸がなく、ブレブレだから他の人の意見に飲まれやすいんだ…と自己否定に繋がってしまう人もたくさんいらっしゃるようです。

これに関しての意見は人それぞれですが、個人の意見としては、無理に自分を定義付けてしまうのも良くないと思います。

自分はこうあるべき!と決めてしまえば、自分はその人格で生きていかなければいけないプレッシャーを抱えて生きていかなければならないのです。

場合によって性格を変えられる才能があるのなら、基本的にはどの環境でもうまくやっていけるということにもなりますよね。

色んな自分がいて、色んな自分を試して、その中で自分のアイデンティティをゆっくり探せば良い話だと思いますし、ここで無理して決め付ける必要はないと思います。

今まで日本では、「まっすぐ」だったり、「1つ」「専門」などの観点から評価される傾向にあったため、あれもこれもと手をだすことは「欲張り」「一貫性がない」とネガティブにされることが多いのです。

そのため、どうしても自分を一つのキャラクターにまとめあげたくなる人が多く、結果的に自分の人格決定付けようとして失敗したり、自分に対して嫌悪感を抱く人が多いのです。

一つに絞ることが悪いことではないのですが、自分を偽ってまでキャラを設定するのは、自分で自分の首を絞めるようなものです。

自分軸というのは自分の人格の多様さに気がつき、その自分を受け入れることができれば自然にできていくもの、だと個人的には思います。

他の人は何を考えているの?と思ってしまう

エンパスは気質とされていて、生まれ持った時点あるいは物心つく前には、無意識のうちに共感性を感じ取っているのです。

つまりは、自然に相手の気持ちを察することが”当たり前”になっているのです。しかも、日本は5人に1人がエンパス(あるいはそれに準ずる一面がある)であり、周囲に共感してくれる人も存在するため、余計に当たり前度が加速しているのです。

実は、この”共感できることが当たり前”という考えこそが、エンパスを苦しめる大きな要因となっています。

いくら心の中で”私は察してるんだから、そっちも察して欲しい”と思っても、エンパスほどの共感能力は普通の人にはありませんので、相手は一向に察してくれません。

どちらかというと、察してくれない方が当たり前っちゃ当たり前なんです。エンパスの人は、相手に共感して癒してあげているという偉大な行為を”当たり前”にやってのけてる、いい意味でかなりヤバイ人たちだと思います。

エンパスの人は、話に共感することで相手に安心感を与えたり、時には相手の求める反応までしてくれるのです。

帰った後に疲労感が襲ってきたり、相手にモヤモヤが残ったり、「何故こちらの気持ちが察せないのだろう?」と思ったりするのは、本来相手と話している時に持っている感情です。相手との認識のズレに、ようやくここで気がつくのです。

これは、相手といる時には相手の気持ちを汲み取ることに全てを費やしているので、自分の気持ちに耳を傾けることができず、結果として一人になった時に全てが襲ってくるのです。

ですが、エンパスの人が偉大すぎるだけで、エンパスじゃない人たちも悪気があるわけはありません。

高すぎる共感性を”当たり前”に過ごしてきたからこそ、このように認識のすれ違いが起きてしまうのですが、単にエンパスの人がすごすぎるだけなんです。

また、エンパスの友人はエンパスが多いと言われていて、余計にエンパスの偉大さが自覚しにくいことも、認識のズレの原因の一つなのです。

だからこそ、「なんでわかってくれないの?」「なんで察することができないの?」と、自分の行動を前提に考えてしまいがちです。そうではなく、「伝えないとわからないことが基本」ということが前提ということを頭にいれておきましょう。

共感性が高いことが当たり前という基準をつくってしまうのは、さすがに世界に期待しすぎだと思うのです。

世には”察して”だけでは察することができない人も山ほどいます。そのため、かえって察することができるエンパスの方・・・もしかしたらあなたが損をしてしまうことも多くあったのではないでしょうか?

相手に振り回されていると感じるとき、あるいは伝えたいことがある時は、相手がわかるように”伝える”ことも、エンパスの人が生き難さをなくすには必要なことなのです。

エンパスにも種類がある!

チェックシート 対策 占い一口にエンパスといっても、”どのように共感するのか”に違いがあり、種類分けされています。

自分がどんなタイプのエンパスか知ることも重要です。代表的な5種類をご紹介させていただきます。

身体ワンネス型

身体ワンネス型は、相手の身体に生じていることが自分の身体で体感できるという、身体的な面での共感力が高いエンパスになります。

よく言われるのは、胃が痛い人が近くにいると、自分も痛くなる、と言うタイプ。

おなかを痛がっている人がいると、「なんだか私もおなか痛くなってきた」という人をたまーに見かけますが、まさにそのタイプですね。

また、自分が体験したことのない痛みも想像して体調が悪くなるケースもあります。癌の祖母のお見舞いに行ったけど、表面的には特に大きな変化はないのに体の一部がむず痒くなったり、違和感があるといったようなことです。

相手の身体と一体となって共感する能力がありますので、他の人の不調に影響されやすいとされています。

ですが、基本的には相手の身体に生じていることを自分が知らなければ、共感していることに気がつかないのです。

身体直感型

相手の身体に生じていることを直感的に感じ取ることができるのが、この身体直感型です。

「身体ワンネス型」に似ているように感じるかもしれませんが、身体ワンネス型は自分の身体で相手の身体での現象を体験するのに対し、身体直感型は身体に起こっていることに対して”見抜く”ことができるのです。

体調が悪くても声に出さない人がいた時に、あ、あの人調子悪いんだな、と直感的にわかってしまうのです。

あくまで直感なので、身体直感型のエンパスも無意識のうちに共感しています。意識的に相手が体調悪そうだな、と考えるのはエンパスではありません。

身体直感型のエンパスは、たとえ体調が悪いと言わなくても、「ちょっと休む?」とか「無理しないでいいよ」などと声を掛けてくれることがよくあります。

声をかけている本人たちは無意識的にそのような行動をとっていることが多いようです。

感情ワンネス型

相手の感情をそのまま自分の感情かのように受けとるタイプです。

相手の感情が自分の感情に同化するため、相手が嬉しいと感じたことは自分も嬉しいと感じますし、相手が酷く落ち込んでいる時には、自分には何も起こっていないのにひどく落ち込んでしまいます。

相手の感情が流れ込んでくるので、自分の感情か相手の感情かの境界線が曖昧になることが頻繁に起こります。

エンパスという概念を知らなければ、特に悲しくなるような出来事が起こっていないのに深い悲しみに襲われてしまうこともあり、最終的には「私なんで泣いているんだっけ?」という不思議な現象が起こります。

自分でも驚くほど感情の起伏が激しく、すさまじい疲労感に襲われるなど、自覚がないと振り回されてしまうこともあります。

この現象と似たようことは、共感性が高いといわれている幼児にも起こります。幼児の段階では自他の感情が混同し、その感情が他者に由来しているのか自分に由来するものなのかの区別がつかないのです。

共感性が非常に高いこのタイプのエンパスは、自分の感情と他人の感情に明確な線引きをすることで悩みが軽減する可能性がありますので、この後の「エンパスとどう向き合う?」の章を参考にしてみてください。

感情直感型

感情直感型は、相手の仕草や表情などの少しの変化から相手の感情が直感的にわかるというタイプになります。

相手の気持ちを察することが上手く、嘘やお世辞も見抜けるのです。

どういう人柄かも直感的に認識でき、なんとなく苦手だと察した人に対してはいち早く距離を置いたりすることで、信頼できる人や誠実な人と友好な関係を築くことができるなど、優れた直感能力を兼ね備えています。

一方、相手の怒り、不快感、疑問なども察しやすく、ご機嫌取りの役回りをしなければならないため、知らないうちにストレスが溜まってしまいます。

エンパスの中ではこの感情直感型のタイプが自覚しやすく、かつエンパスの種類の中での割合も高いとされています(自覚者が多いので割合が高いのは当然かもしれませんが)

知的変容型

相手の思考を読み解き、それを自分の知識として使うことができます。

その場にいる人の思考や知識に共感することができるので、物事を行う時のコツを掴むことが早い人です。

はじめて行ったことでも、まるで熟練した人のように行えたり、比較的なんでも器用にこなせたりするタイプです。

器用だと言われることが多いこのタイプですが、一方で全てのことが”ほどほどにできる”ため、中途半端にしかできない自分にイライラするという人もいらっしゃるようです。

エンパスとどう向き合う?

これまでご紹介したいくつかの例をみると、もしかして自分もエンパスかも?と気がついた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「結構当てはまるな…」「思い当たる節がある」と思った方の中には、エンパスという概念を知ってスッキリした方もいらっしゃるかもしれません。

が、同時にどうしたらいい?一生このまま?と感じて、エンパス自体に後ろめたさを覚えてしまう人もしばしば見受けられます。

エンパスという概念だけを知っただけで全てを知った気になると、被害者意識のまま生活することになるなんてことも珍しくありません。

自分がなんとなく感じてた生き難さの原因がエンパスかもしれないという方に向けて、どのように向き合っていくと良いかご紹介します。

自分がエンパスだと理解する。

「なんだかよくわからないけれど、記事に書かれていたことはよく当てはまるし、エンパスっぽい?」と、ただエンパスの概念を知って、ただ自分と重ねあわせて終わりにしてしまうと、エンパスであることに全ての責任を押し付け、被害者的な立ち位置に居座り続けることになってしまうかもしれません。

ここで紹介しているのは一部の例だけですし、この記事だけでエンパスかどうか決め付けるのは難しいと思います。

自分がエンパスやHSPかどうか気になる方は、心療内科などが簡易的なセルフチェックをHPなどで展開していますので、まずはそちらを調べてみましょう。

その上で、自分がエンパスだと思い当たる節が多いのならば、今までの人生の中でぼんやり感じていた不快感や疎外感、孤独感が、エンパスだからというある意味での原因付けができます。

そういう能力が備わっているものだと認識し、理解することができれば、周りへの対応や再びそのような疎外感や孤独感に苛まれたときに、「自分はそういう気質だから」と対処することができるようになる、あるいは似たような事例での対処法を見つけることができる可能性が増えるのです。

エンパスの人は、エンパスという概念を理解するだけでも大分気持ちが軽くなるという方が非常に多いのです。エンパスについて調べると、あーあるある、と多くの項目に頷くことができ、”自分を理解してくれている”と安心することができます。

今まで感じていたモヤモヤが言語化でき、理解できると、憂鬱な気分になっても対処できるようになり、そもそもそのような気持ちに陥ることも少なくなります。

エンパスだと感じたら、その事実から目を背けるよりも、認めて理解することが大切です。

相手の気持ちを中心に考えている自分に気がつく

相手に尽くしてあげたい、という優しい心を無自覚で持っていることが多いエンパス体質の人は、気がつかない間に思考の中心が相手になっていることが多いのです。

一人でいる時にも、「昨日〇〇さん落ち込んでたけど、なんかあったのかな…」とか、「もしかして私がなんかしちゃったのかな?謝った方がいいかな?」とか、相手の気持ちを想像するあまり、相手が中心かつ非合理的な思考を持ってしまっている人が多くいらっしゃいます。

相手のことを考えるのはダメなことではないですが、自分がどれだけ相手のために時間を費やして悩んだところで、最終的に問題を抱えているのは相手ですし、解決できるのも相手なのです。

相手のことを自分のことのように考えても、相手はあなたがどれくらい考えてくれたのかなんて知る由もありません。

たとえ5時間相手のために色々考えたり悩んだり解決策を探してみたところで、相手はあなたが5時間も自分のことを考えてくれたなんてわかりません。

多くの時間を費やしたとしても、「相談にのってくれてありがとう」の一言、たった1秒間ですまされてしまうなんてこともありますよね。

この一瞬の感謝や少ない利益のために、自分のエネルギーの多くを相手に費やすのは、行き過ぎると「どうして私はこんなに相手のために行動してるのに相手は行動してくれないんだろう…」という被害者意識をうみだしてしまうことにもなりかねません。

自分の生活を改めて見返してみると、自分中心の生活に見えて他の人のことをよく考えていたりするものです。

相手のことを考えるな!というのもなかなか難しい話ですし、まずは相手のことを考えている自分に気がつくことから始めると、徐々に自分に意識が向くようになるのです。

自分の気持ちに耳を傾ける

エンパスの人は相手の気持ちに共感するため、自分の気持ちを知らない間に抑制してしまい、ストレスがたまりやすい傾向にあるのです。

そのため、自分の気持ちに耳を傾け、気持ちに従って意思表示をすることがエンパスの人がストレスを少なくできる一つの方法なのです。

とはいえ、相手のことを優先に考えてきた方々は、自分の気持ちに耳を傾けるどころが、自分の気持ちすら曖昧という方も多くいらっしゃいます。

和食か洋食など、どちらかを選択しなければならないとき「どっちでもいい」と答える癖がついていたり、相手気持ちを汲み取ってしまうばかりに映画をみて、”登場人物に感情移入して泣いたのか、映画が素晴らしく感動して泣いたのかわからない”など、自分の気持ちがわからないといった方も多くいらっしゃるのです。

エンパスの人は、自分の気持ちに気づくということが一番大切なのです。相手の気持ちが流れこんでこない、あるいは流れこんでも大丈夫であるようにするためには、自分の気持ちがあるようにすると良いといわれます。

とはいえ、いきなり自分の気持ちを理解するといってもどうすればよいかわからない方も多くいらっしゃいますよね。

そんな方は、主語をつけて自分の気持ちを表現することをおすすめします。

”私は”今コレが食べたい、といったように、主語をつけることによって意識的に自分の感情を自覚することができるようになります。

小さなことからの積み重ねが習慣になりますので、自分の気持ちを知るところからはじめてみましょう。

まとめ

他の人に共感できたり、寄り添うことができる姿勢というのは、社会における人間関係の潤滑油として非常に重要な役割を担っています。

ただ、その共感性の高さは、却って自分をないがしろにしてしまう可能性もあることを頭の片隅においておく必要があるのです。

まずは自分を優先に、自分の気持ちを尊重しながらエンパスという気質を発揮することができれば、相手に寄り添った友好的な環境を作ったり、自分にストレスを与えてくる人と距離を置くことができるでしょう。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

以上、「人の痛みがわかる”エンパス”って?秘められた能力とは?」でした!

 

 

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