近年では、御朱印を集める女性が「御朱印ガール」と呼ばれるほど、御朱印集めがメジャー化しています。
その影響で御朱印を集めを始めたい!と思っている人もいるのではないでしょうか?
ですが、御朱印や御朱印帳について何も知らずに始めてしまうと、後々失敗してしまう事も。
正しい集め方を知っておくことで、後悔のない御朱印集めが出来ますよ!
御朱印・御朱印帳とは?
御朱印の本来の意味
御朱印は、もともとお寺に写経を納めた証としていただけるものでした。
それが時代とともに簡略化し、現在では参拝すればもらえるようになっています。
ですが、決してスタンプラリーのような感覚でやるべきものではありません。
御朱印は神様やご本尊の分身とも言われているありがたいものなので、礼儀作法を守り失礼のないようにしましょう。
御朱印をもらえないところもあるので注意
御朱印はすべての神社、お寺で配っているものではありません。
特に、浄土真宗のお寺では御朱印を行っていないので、注意しましょう。
また、人が駐在していない神社仏閣、社務所や授与所がない場所は基本御朱印を頂くことが出来ません。
お寺と神社の御朱印の違い
お寺と神社の御朱印は、同じに見えるようでも違いがあります。
御朱印の違いやマナー等を気にして、神社専用の御朱印帳とお寺専用の御朱印帳で分けている人も多いです。
お寺の御朱印
お寺の御朱印は、主に3か所御朱印が押されている事がほとんどで、右上・真ん中・左下に押印されています。
一般的に「山号・札所印」・「御宝印」・「お寺の印」の3つの印があります。
中央に書かれているのは、ご本尊の名前であったり、安置されている建物の名所が書かれています。
文字を崩してある御朱印が多く、和風・カッコいいものが多いです。
神社の御朱印
神社の朱印は1つか2つの事が多いです。
中央には神社の社名が書かれている事が多く、神社の社紋やご祭神の家紋が入ります。
お寺の御朱印よりもカラフルだったり絵柄があったりと、自由に変更しているイメージが強いです。
見開きの御朱印も
掛け軸のような4ページの見開き御朱印だったり、2ページを使った御朱印もあります。
縦に描いたり横だったり。通常の御朱印より凝っているものが多く、値段も通常より高価になっています。
迫力があり、見開きの御朱印のための御朱印帳を作る人もいるほど。是非見かけたら頂いてみてください。
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御朱印代の相場は?
御朱印代は基本的には300円と言われています。
ですが、絵が描かれていたり、通常の御朱印より凝ったものや、見開き2ページを使った御朱印はそれ以上になる事も。
300円~1,000円程度と考えておいた方が良いでしょう。(複数の御朱印がある場合もあるので、小銭は多い方が良いです)
中には、「お気持ちで」という所もあるので、その際は300円程渡しましょう。(もちろん多い分には向こうの方も嬉しいですよね)
また、「不要です」と言われる場合もあり、その際は300円程を賽銭箱に納めるのが良いとされています。
御朱印帳の選び方
御朱印集めに欠かせない御朱印帳の選び方をご紹介します。
御朱印帳にはそれぞれ特徴がありますので、その特徴を事前に知っておくと、納得のいくことが出来る御朱印帳を手にすることが出来ますよ。
相場・価格は?
御朱印帳は、素材や紙質、大きさなどによって値段が上下します。
一般的な御朱印帳の相場は1,000円~3,000円になります。
安い方が良いなあという人は、御朱印帳の値段から選ぶのも良いでしょう。
サイズ
御朱印帳のサイズは、文庫本サイズの大きさと、B6サイズが一般的です。
神社仏閣で売っている御朱印帳は文庫本サイズが多いです。
ですが、書置きの御朱印などを貼るのであれば、B6サイズやその他少し大きめサイズの御朱印帳が適切です。
最近では様々なサイズがあり、A4サイズの物から豆本サイズのものまであります。
あまりにも小さいものは御朱印を書く人が大変ですので、様々な面を考慮しながら選びましょう。
個人的なオススメはB6サイズです。
製本
基本的な御朱印帳の製本の種類は、「蛇腹」と「和綴じ」の2種類です。
多くの御朱印帳は、山折りと谷折りで綴じられた蛇腹タイプです。
この蛇腹タイプは主に表面に御朱印を頂きますが、表面がいっぱいになると、紙質が丈夫であれば裏面を使う事も出来ます。基本的に蛇腹式は右から使います。
和綴じタイプは、和紙を糸で綴じた古来からある綴じ方で、本のように使う事が出来ます。
自分が好きなタイプを選ぶことで、使いやすさに繋がっていくかなと思います。
紙質
御朱印帳を選ぶ際に見逃しがちになるのが、御朱印帳の紙質。
御朱印帳の紙質が薄い場合は、両面に御朱印を頂くと、墨が裏写りしたりにじんだりしてしまう可能性も。
特に安さにこだわると紙質が薄く裏写りしやすい可能性が高いので、しっかりと確認するようにしましょう。
デザイン
御朱印帳で一番注目する事は、やはりデザイン。
最近では特徴的なデザインの御朱印帳も多く、無地でシンプルな物も勿論あります。
女性らしいものから男性でも使えるようなものまで様々ですし、御朱印帳の素材も和紙だったり革だったり様々です。
是非様々な御朱印帳を探して、自分の気に入るデザインの御朱印帳を選んでくださいね。
人気の御朱印帳10選!
神社仏閣で購入することが出来る、人気の御朱印帳をご紹介いたします。
気分の上がる御朱印帳を手にいれる事で、御朱印集めもより一層楽しくなりますよ!
伊勢神宮
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櫻木神社
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田無神社
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東口本宮富士浅間神社
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赤城神社
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豊川稲荷東京別院
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建勲神社
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建仁寺
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清明神社
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櫛田神社
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御朱印帳の使い方やマナー
御朱印帳には使い方は勿論ですが、御朱印集めの際にマナーもきちんと存在します。
してはいけないことなどを知っておくと、有意義に御朱印集めが出来るでしょう。
御朱印帳の使い方
御朱印帳の使い方の基本としては、まずは貴重品と同じ扱い方をするべきという事です。
雑に扱う事なく、丁寧に扱いましょう。
劣化防止のためにビニールカバーを御朱印帳に付ける人や、御朱印帳袋に入れて大切に持ち歩く人もいます。
そうする事で雨や湿気の防止にもなるので、オススメです。
表紙の表書き
御朱印帳の中には、表紙のところに細長く白い和紙が貼られているものや、御朱印帳を買った際に白紙のラベルが一緒についてくる場合があります。
その場合、白い和紙の部分には「御朱印帳」と書いてください。(書いて貼ってください)
単純に「御朱印帳」と書く人もいれば、その下に自分の名字を取り間違え防止で書く人もいます。
出来る限り自分で書くのが良いですが、字に自信がない場合は字が上手い人や、御朱印帳を購入した神社仏閣にお願いすると書いてもらえることも。
表紙の裏側の使い方
表紙の裏側は、紛失防止や授与所での間違いを避けるために、自分の名前や住所を書く人が多いです。
人気の授与所では、同じ御朱印帳や似た御朱印帳の人も数多くいるでしょう。
そんな時に名前が書いてあると、ひとめで分かるので時間ロスにもならず、寺社の人にも迷惑をかけることがないでしょう。
自分で書かなくても、神社仏閣で御朱印帳を購入していたら、その場でお願いして書いてもらうことも出来ます。
場所次第で断られる場合もあるので、その際は潔く諦めて自分で書きましょう。綺麗に書きたいのであればPC等で行書風に書けるフォントもあるので、打ち込んでコピーし、シールのように貼り付けるのも良いでしょう。
御朱印帳の1ページ目は?
表紙の裏側に自分の名前や住所を記入。
その次のページが1ページ目になるのですが、この御朱印帳の1ページはどのように使えばよいのでしょうか?
人によってこれは様々で決まりはありません。
白紙のままにする人もいますし、最初に訪れた御朱印をもらう人もいますし、全ての神社を取りまとめる伊勢神宮の御朱印を1、2ページ目にもらう人もいます。
これに関しては自由ですので、自分の納得のいくように御朱印帳を使ったらよいと思います。
御朱印の頂き方
御朱印集めのNGマナー
- 御朱印を転売しない
- 参拝してないのに御朱印をもらう
- 字の上手い下手等御朱印に文句を言わない
- 休憩時間中に御朱印をお願いする
- 何冊も御朱印をお願いする(一人一冊が基本)
- 御朱印帳でないノートに御朱印をお願いする
- その他スタンプや御城印と同じく御朱印帳に集める
- 寺や神社を混合して御朱印帳に集める(諸説あり。あからさまなマナー違反ではない)
- 裏面に御朱印をもらおうとした。(諸説あり。あからさまなマナー違反ではない)
基本的には、常識の範囲で御朱印集めをしていればマナー違反になる事はありません。
しかし、紹介した中でも注意したいのは、お寺や神社と合わせて同じ御朱印帳に御朱印を集める事。
基本的にはお寺や神社を同じ御朱印帳に集めても大丈夫で、一緒にしてはいけないルールはありませんが、寺社によってはそれを嫌がる場所も稀にあります。
ですので、御朱印集めを趣味にしている人は、お寺用と神社用で御朱印帳を分けている事が多いので、出来れば分けておいた方が良いでしょう。
日蓮宗であれば、日蓮宗用の御朱印帳もあるので是非そちらを使って下さい。
また、御朱印帳の両面を使って御朱印集めをするのは珍しくないですが、先ほどと同じく寺社によって「神様の裏側に御朱印を書くのは失礼になる」と言われており、裏面に御朱印を書いてもらえないケースも。
その際は書置きの御朱印をもらうなどして対応するのが良いでしょう。
御朱印帳を忘れてしまった場合
せっかく神社仏閣にお参りに行ったとしても、御朱印帳を忘れてしまう事もあるでしょう。
急な神社仏閣との出会いでそもそも持ってない事をもあるでしょう。
そんな時は書置きの御朱印を授与所や納経所で頂きましょう。
頂いた書置きの御朱印は、大事に持って帰って、御朱印帳に貼ると良いでしょう。
保管方法
御朱印帳は決して雑に扱って良いものではありません。
特にここで補完すべきというルールなどはありませんが。
ですが、多くの人が御朱印帳の保管場所として、神棚で保管しています。
神棚がない場合、仏壇や本棚に保管している方が多いようです。
人気の御朱印10選!
御朱印は神社仏閣ごとに多彩な形をしています。
ですので、御朱印の中でも特徴的なものは、御朱印受け取りまでに時間がかかるほど非常に人気になっています。
様々な御朱印の中でも人気の御朱印をご紹介いたします。
伊勢神宮
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明治神宮
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出雲大社
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厳島神社
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烏森神社
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金神社
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古峯神社
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牛玉山観音寺
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三輪神社
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櫻木神社
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まとめ
御朱印を御朱印帳に集める事によって思い出にもなりますし、神聖なパワーをもらっているような、心強い気持ちになる事も出来ます。
是非、自分の気持ちが上がる御朱印帳に多彩な御朱印を集めてみてくださいね!
その際にはきちんと参拝をするように!
以上、御朱印帳とは?使い方やサイズ、御朱印が人気の神社もご紹介!でした!
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